紙に文章や絵を書き殴る

いつでもどこでもできるシンプルなストレス解消法

仕事の合間にいつでもどこでも手っ取り早くできるストレス解消法が、紙に文章や絵を書き殴るというものです。必要なものは紙とペンだけで非常にシンプル。紙に書ける環境があれば、場所も問いません。例えば仕事の休憩時間にそのままデスクでもできるでしょう。簡単な方法ではありますが、紙に書き殴ることは「ジャーナリング」と呼ばれる手法であり、ストレス解消に大きな好影響を与えるという研究結果もあるのです。

自分の心の中にモヤモヤとした気持ちやストレスが溜まっているとき、その感情が一体何なのか、なぜ沸き起こっているのか、よくわからない状態にいる人も多いでしょう。そんな場合に自分が思っていることを、ただひたすら紙に書き殴ります。言葉でも絵でも構いません。そうして自分の中からあふれる考えを紙に表しているうちに、自分でも気が付かなかった深層心理などが、紙の上から見えてきます。

気持ちをひたすら吐き出したら客観的に分析してみる

紙に書き殴るとき、自分自身に問いかける形で思考を引っ張り出す方法もあります。例えば「どうしてうまくいかなかったのか?」「どうして自分は嫌な気持ちになったのか?」「自分が今どうしたいのか?」などです。どのような気持ちから書いていけばよいかわからないとき、問いかけ方式だとその答えをつづっていけばよいのでスムーズにジャーナリングできます。 ひたすら自分の気持ちを書き殴ってすっきりしたら、少し時間をおいてもう1度その書き殴った内容を読み返します。そして今度はその内容を客観的に分析し、具体的に「どうすればよいのか」を考えてみましょう。自分のストレスの原因や溜まった気持ちを吐き出したら、その内容を活かして次につなげてください。